ドラァグスターのザ・ヴィヴィアンことジェームズ・リー・ウィリアムズ氏が、ケタミンの影響による心停止で亡くなったことが家族により明かされた。
32歳の若さで命を落とした彼の死は、多くのファンやセレブたちから深い哀悼の意を集めている。
彼の妹であるシャネル・ウィリアムズ氏は、「家族は今も深い悲しみの中にあるが、この出来事を無駄にせず、ケタミンの危険性を広く知らせることがヴィヴィアンの遺志を継ぐことになる」とコメント。
ヴィヴィアンは2019年の『ル・ポールのドラァグレースUK』の初代優勝者として名を馳せたが、同時に薬物依存の問題とも闘っていた。
警察は6月に正式な死因調査を行う予定だが、事件性はないと発表。
ヴィヴィアンのマネージャーであるサイモン・ジョーンズ氏は、「この事実を公表することで、ケタミンの危険性について多くの人に知ってもらいたい」と述べた。
ヴィヴィアンの家族は、薬物依存症支援団体『Adferiad』と協力し、啓発活動を進める予定。
同団体によると、ケタミン使用による健康被害が近年急増しており、特に若年層の間での乱用が深刻な問題となっている。
Adferiadのスポークスマンであるドナ・チャベス氏は、「ジェームズの家族の勇気ある行動に感謝する。
ケタミンの使用は精神的・肉体的に深刻な影響を及ぼすことを、より多くの人に知ってもらいたい」と語った。
ヴィヴィアンは、ドラァグ界のアイコンとして活躍しながらも、薬物依存と闘い続けていた。
その遺志を受け継ぎ、家族はこれからも依存症の危険性を啓発し、支援を求める人々を救う活動に取り組んでいくという。