警察庁が行った最新調査により、日本国内で違法オンラインカジノの利用が急増している実態が明らかになった。
推計では、これまでに約337万人が違法オンラインカジノを利用し、そのうち約197万人が現在も賭博を続けている。
経験者500人の回答をもとに算出された年間の賭け金総額は、驚異の1兆2423億円に達した。
さらに、調査対象の60%がギャンブル依存症の兆候を自覚していると回答した。
この調査は、日本政府が初めて公表したオンライン賭博に関する詳細な実態調査である。
スマートフォンを通じた簡単なアクセスが、違法ギャンブルの拡大を助長していることが浮き彫りになった。
調査は昨年7月から今年1月にかけて、全国の15〜79歳の男女約2万7145人を対象に実施され、違法性の認識や利用実態について質問された。
7,000人の追加調査では、43.5%(3,044人)がオンライン賭博の違法性を認識していなかったことが判明した。
経験者500人の平均年間賭け金は約63万円で、違法オンラインカジノ市場の規模の大きさが浮き彫りとなった。
今後、さらなる規制強化が求められるだろう。