米国とカナダの貿易戦争が予想外の展開を見せ、なんとアダルト業界にまで波及した。
カナダのコメディアン、マシュー・プジツキー(Matthew Puzhitsky)がSNSで「Pornhubを米国ユーザーに禁止すべきだ」と冗談交じりに提案したところ、思いがけずカナダ国内で大きな反響を呼び、多くの市民が賛同。
さらには、政府に対し本当に実施するよう求める署名運動まで発生し、「アダルト級の報復措置」として話題になっている。
プジツキーは「Pornhubを遮断すれば、米加貿易戦争は即座に終結する!」と皮肉を込めて発言し、「Pornhubはカナダの究極兵器だ」と強調。
現在、すでに数百人が請願書に署名しており、事態はエスカレートしている。
カナダ政府はまだ正式な見解を示していないものの、議論は急速に広がっている。
Pornhubは世界最大級のアダルトサイトであり、親会社であるAylo社の本社はカナダ・モントリオールに位置する。
2024年の統計によると、米国はPornhubの最大のユーザー国であり、月間300万回以上のアクセスがある。
もしカナダ政府が本当に米国からのアクセスを遮断した場合、その影響は計り知れないだけでなく、両国の外交関係に深刻な影響を与える可能性がある。
このニュースが広まると、米国のネットユーザーは大騒ぎし、SNS上には悲痛な声が溢れた。
「Pornhubが使えないなら、カナダに引っ越す!」と冗談交じりに嘆くユーザーもいれば、「これは貿易戦争ではなく、人権侵害だ!」と激しく非難する者もいた。
一部メディアはこれを「デジタル時代の禁酒法」と比較し、大きな社会的影響が懸念されている。
この件は、経済政策が日常生活にどれほど深く関わっているかを浮き彫りにした。
専門家によると、カナダが本当にPornhubの遮断を決定した場合、米国政府が強く反発する可能性が高く、最悪の場合、外交問題にまで発展する恐れがある。
この騒動を通じて、今後ますますデジタル政策が国家間の駆け引きに使われる可能性が示唆されている。
ネット規制が貿易戦争の武器となる時代、各国政府は慎重に対応しなければならない。