アカデミー賞受賞女優のミシェル・ヨーは最近、台湾で開催された高級ジュエリーブランドのイベントに出席し、新店舗のテープカットセレモニーに登場した。
その優雅な振る舞いや親しみやすい笑顔は台湾のファンを魅了したが、ある発言が政治的な論争を引き起こした。
イベント中、彼女は「私は本当にこの国が大好きです(I do love this country very much)」と語り、台湾を「国」と表現したことで中国のネットユーザーから批判を受けた。
その後、ヨーは自身のInstagramで「Thank you for inviting us to Taipei China(中国台北に招待してくれてありがとう)」と表現を修正。
この投稿は今度は台湾のネットユーザーの反感を買い、コメント欄には「Taipei Taiwan」の書き込みや台湾の国旗の絵文字が殺到した。
マレーシア国籍のヨーは、間もなく中国本土で俳優のリウ・ハオランやバイ・クーと共に新作映画『魔方小姐』の撮影に入る予定であり、中国市場との関係を考慮して発言を修正した可能性が高い。
海外のセレブリティは、台湾と中国の関係について発言する際、言葉の選び方がしばしば問題になる。
ヨーの発言も、最初は台湾への支持として解釈され、後に中国当局への配慮とみなされた。
意図はともかく、彼女の一言は国際的な論争を巻き起こした。