大阪大空襲から80年を迎えた3月13日、大阪市で犠牲者を悼む追悼集会が開催された。
特に、実態が十分に明らかになっていない朝鮮半島出身者の犠牲に焦点を当て、5年前から市民らが名簿の作成に取り組んでいる。
集会には約80人が参加し、中国人労働者や捕虜として命を落とした米国人を含む178人の名前を読み上げ、黙とうを捧げた。
1945年3月13日を皮切りに、大阪府内では8回にわたる大規模な空襲が発生。
小規模な攻撃も含めると、死者・行方不明者の総数は約1万5千人に及ぶ。
実行委員会は朝鮮半島出身の犠牲者数を1200人以上と推計し、さらなる調査の必要性を強調している。