Mumford & Sons、Radio 1's Big Weekendの最終日を飾るも、性別バランス問題が浮上

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グラミー賞受賞バンドMumford & Sonsが、今年のRadio 1’s Big Weekendの最終日を飾ることが決定した。
リバプールのSefton Parkで開催されるこの3日間の音楽フェスでは、Sam FenderやTom Grennanもヘッドライナーとして出演する。
しかし、すでに性別バランスをめぐる議論が巻き起こっている。
BBC Radio 1は「今年のラインナップの約60%が女性アーティスト」と発表したものの、ヘッドライナーは男性ばかりであることに批判の声が上がった。
SNSでは「また男性ばかりのフェス」「女性アーティストが活躍しているのに、なぜ大きな舞台を与えられないのか」といった意見が相次いだ。
BBCの調査によると、2022年のイギリス主要フェスティバルでは、ヘッドライナーのうち女性が占める割合はわずか10%に過ぎなかった。
これを受け、多くのイベントが「50/50の性別バランス」を実現すると約束しているが、その実現にはまだ時間がかかりそうだ。
とはいえ、Tate McRae、Jorja Smith、Wet Legといった実力派女性アーティストが最終日に出演することもあり、期待は高まっている。

イベントには4つのステージで約100組のアーティストが登場し、5月23日から5月25日までの3日間で10万人以上の観客を動員する見込みだ。
Sefton Parkは、The Beatles、The Wombats、The Zutonsなど数々の著名ミュージシャンを輩出してきたリバプールの象徴的な場所だ。
フェス開催期間中には、プレミアリーグの最終戦もリバプールで行われるため、街はさらに盛り上がることが予想される。
チケット販売は地域ごとに割り当てられており、50%がリバプール住民向け、40%が周辺地域向け、残りの10%がその他の地域向けとなっている。
チケットは3月13日に発売され、価格は£33(手数料£4.50)。
フェスティバルの模様はBBC Radio 1で生中継され、BBC iPlayerやBBC Soundsでも視聴可能だ。
この問題は、音楽業界におけるジェンダーの公平性について改めて考えさせられる。
フェスティバル運営者は、女性やノンバイナリーのアーティストをより公平に扱うために、十分な努力をしているのだろうか?。