ニコラス・ケイジ、息子の暴行訴訟から免責される 家族間の法廷闘争続く

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ハリウッド俳優ニコラス・ケイジが、元恋人クリスティーナ・フルトンによる息子ウェストン・ケイジの暴行訴訟から正式に免責された。
フルトンは、2024年4月にウェストンが「突発的な激しい怒り」により自分を襲い、脳震盪や喉の損傷、PTSDを負ったとして訴訟を起こしていた。
その中で、彼女はニコラス・ケイジにも過失があると主張。
ウェストンの「長年の精神疾患と攻撃的な行動の歴史」を知りながら、経済的支援を続けたことで暴力を助長したと非難していた。
しかし、最新の報道によると、ニコラス・ケイジに対するすべての主張は却下された。
ケイジの弁護団は以前から「根拠のない訴え」と一蹴し、俳優が息子の行動をコントロールする責任はないと主張していた。

今回の訴訟からの除外は、オスカー俳優にとって大きな法的勝利となるが、ウェストン・ケイジに対する訴訟は依然として続いている。
34歳のウェストンは、昨年6月に凶器を使用した暴行で2件の重罪容疑で逮捕され、無罪を主張している。
彼の弁護士は、この訴訟を「フルトン氏の金銭目的の行為であり、世間の注目を集めるためのもの」と指摘。
彼女の家族間の法的紛争の歴史を考慮すると、今回の訴えの動機にも疑問が残るという。
ニコラス・ケイジ自身はこの法的闘争から距離を置いているが、この事件は成人した子供の行動に対する親の責任のあり方を改めて考えさせるものとなっている。
成人した子供の行動に対して、親はどこまで責任を負うべきなのか、特に精神疾患を抱える場合はどうあるべきかが問われている。