中国の有名火鍋チェーン「海底撈」で信じられない事件が発生した。
2月24日、17歳の若者2人が上海の店舗で飲酒後、火鍋の中に直接放尿するという衝撃的な行為に及んだ。
この様子が撮影され、ネット上で急速に拡散し、世間を騒然とさせた。
中国当局は即座に捜査を行い、事実関係を確認。
2人の若者は行政拘留の処分を受けた。
しかし、海底撈側の対応は遅れ、事件の詳細が不明のまま時間が経過した。
最終的に3月6日に事実が確定し、上海外灘店で発生したことが判明した。
事態を重く見た海底撈は、顧客の信頼を回復するために、2月24日から3月8日までに同店舗で食事をした全ての顧客に全額返金し、さらに支払額の10倍を補償すると発表した。
同社は、今回の事件を受けて内部管理体制の見直しを進めるとともに、今後は監視カメラの強化やスタッフの研修を徹底するとしている。
この事件は単なるスキャンダルにとどまらず、食品衛生やレストランの管理体制のあり方をめぐる議論を巻き起こした。
顧客の健康と安全を守るために、より厳格な規制を導入すべきではないだろうか。