石川県で快速列車が運行開始 北陸3県の並行在来線で導入完了

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石川県の第三セクター「IRいしかわ鉄道」は3月15日、開業以来初となる快速列車の運行を開始した。
通勤・通学客の利便性向上を目的とし、金沢~大聖寺間を結ぶ新たな交通手段として期待されている。
これにより、北陸新幹線の開業に伴いJRから経営分離された北陸3県(富山、石川、福井)の並行在来線会社すべてで快速列車が導入されたことになる。
この日、石川県加賀市の大聖寺駅で出発式が行われ、IRいしかわ鉄道の高尾高之専務は「快速運転による利便性を実感してほしい」と挨拶した。

新たに導入された快速列車は、金沢~大聖寺間を最短38分で結び、普通列車と比べて10分以上の時間短縮が実現。
朝は金沢方面、夕方は大聖寺方面へ運行される。
北陸地方の鉄道網が次々と近代化される中、今後さらなるサービス拡充や利便性向上が図られるのか、その動向が注目される。