関西国際空港（大阪府泉佐野市など）で第1ターミナルの大規模改修が完了し、3月15日に報道関係者向けの内覧会が開かれた。
1994年の開港以来、最大規模のリニューアルとなり、3月27日に全面オープンする。
4月に開幕する大阪・関西万博に向け、空港の受け入れ態勢が強化された。
新たな入国審査場では、税関と入管の手続きを一括で行える「共同キオスク」端末を導入し、顔写真撮影の重複を省くことで、審査時間を短縮する仕組みとなっている。
さらに、国際線の航空会社共同ラウンジが新設され、約800席を備える広さ3,800平方メートルの空間は、日本国内の空港ラウンジでは最大規模となる。
万博を目前に控え、空港の利便性向上が進む中、今後、他の主要空港でも同様の近代化が進められるのか注目される。