昨年11月、沖縄県沖で発生した那覇海上保安部の巡視船と漁船の衝突事故をめぐり、第11管区海上保安本部(那覇)は3月17日、業務上過失往来危険の疑いで3人を書類送検した。
送検されたのは、那覇海上保安部所属の巡視船で主任航海士を務める大城元希容疑者(31)と小原郁也容疑者(59)、および漁船の船長与那嶺幸栄容疑者(74)。
今回の事故による負傷者はいなかった。
海上衝突予防法によると、2隻の船が互いに進路を横切る場合、相手を右に見る船舶が回避義務を負う。
第11管区海保の発表によれば、巡視船側に回避義務があったにもかかわらず、適切な措置を取らなかったとされている。
今後、法的手続きが進められ、関係者の責任が追及される可能性がある。
この事件を通じて、海上安全対策や海保の操船ルールの徹底が改めて問われている。